おはようございます。「理学療法ノート-P3」ぴーさんです。
このブログは、理学療法士の私がこれまで経験したことや勉強してきたこと、感じたこと、考えたことなどをまとめていく勉強ノートです。
これから多くのことを経験していく新人理学療法士さんや、それを指導・サポートする理学療法士さんの、仕事や指導に役立でていただけると幸いです。
今回は…
患者さんや他スタッフとの話し方
というタイトルです。
この記事では、
- まずは聞くこと
- 攻撃的にならない
- 知識自慢をしない
- 簡潔にまとめよう
上記のことを整理したいと思います。それでは早速スタートです。
まずは聞くこと
「患者さんや他スタッフとの話し方」というタイトルで開始したにも関わらず、「まずは聞くこと」という見出しとなっていしまいました。
というのも私自身が新人だった頃にやってしまったことですが、患者さんや先輩スタッフと話をしている時に、沈黙が続くのが怖くて「何か話さなくては…」と思い、聞かれてもいないのに自分の話をしたり、ニュースで取り上げられていた話題を出してみたり等、沈黙が続かないようにしていました。
もちろん聞く側からしたら興味がない話なので、あいづち程度の反応が一言あるとまた沈黙…という負のループに陥ります。
「まずは聞くこと」という見出しとなった意図は「相手の求めていることを知る・把握する」ことに注力した会話を意識してほしいからです。そこを意識すると伝え方や話し方が変化すると思います。
私はあまり口数が多い方ではなく、会話でのコミュニケーションに苦手意識を持っていたのですが、新人の頃の経験をきっかけに「20代で身につけたい質問力」という清宮普美代さんが書かれた本を読み、苦手意識が減ったように感じますので参考になればと思います。
攻撃的にならない
ここからは話し方のまとめになりますが、まずは「攻撃的にならない」です。そんな事は当たり前と思うかもしれませんが、自覚なく無意識に攻撃的になっている可能性がありますので注意しましょう。
攻撃的な話し方、高圧的な話し方になっていると感じる場合、自分の意見Aと相手の意見Bのどちらが正しいかを決める「議論」的な話し方となっているケースが多いと感じます。この場合自分の意見が正しいという先入観などが働くことで無意識に議論してしまい、「Win-Loseの関係」を作ってしまいます。
攻撃的な話し方にならないためにも「対話」的な話し方を心げけましょう。この「対話」的な話し方では、意見Aと意見Bのどちらが正しいかは決めず、その意見に至った経緯など相手や自身の本来の目的や求めていることをコミュニケーションを通して再確認し、建設的に話を進めていく方法です。この「対話」的な話し方を実践していくと「Win-Winの関係」を作っていくことができ、自分の考え方や価値観を広げることができるので、ぜひ参考にしてみてください。
知識自慢をしない
理学療法や医学の業界では多くの文献があり、それらを見たり聞いたりすることで知識が増えます。学んだ知識をアウトプットする事は非常に重要で、理解をより深めることができます。しかし「〇〇大学の〇〇先生が書いてたけど…」「〇〇って文献に載っていて…」というように、学んだ知識をそのまま話すだけでは知識自慢のように聞こえがちなので注意しましょう。
アウトプットの際に「学んだ知識」と「実際に自身が臨床に応用した経験」とをつなぎ合わせて話すことを意識すると、聞く側にも伝わりやすく自身のスキルアップにつながりやすいと思います。
簡潔にまとめよう
とても優良な情報であったり大切な内容であったとしても、話がまとまらずにダラダラと長話になると、聞く側の時間を奪うだけでなく理解を得られないこともあるので、普段から簡潔にまとめる習慣をつけていくとよいと思います。
話を簡潔にまとめる際に私は「PREP法」を意識しながら伝える努力をしています。「PREP法」は
- Point:結論
- Reason:理由
- Example:具体例
- Point:結論
これらの頭文字で、はじめに結論(要点)を伝えた後に、その結論に至った理由を伝え、理由をイメージしやすいような具体例を提示した後に、もう一度確認の結論を伝えるといった具合です。これら4項目の構成なら会話しながらでも意識しやすいので参考にしてみてください。
まとめ
今回は患者さんや他スタッフとの話し方というタイトルで考えをまとめました。
「まずは聞くこと」が「攻撃的にならないこと」や「知識自慢をしないこと」につながると思います。また話をする際に「PREP法」を意識して伝えることで、自身の考えを整理できると思いますので参考にしてみてください。
最後まで見ていただきありがとうございました。
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